今回は、ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?経営素人でイメージ回復とケアは可能なのか…ということで、2023年9月7日の記者会見にて、新社長就任が予定されている東山紀之の就任理由や今後に関してまとめています。
日本のアイドル界をけん引してきた歴史を誇るジャニーズ事務所において、長きにわたって性加害がなされてきたという事実は、多くの日本国民に衝撃を与え、同時にマスコミや報道の在り方を考えさせられるものになりました。
現在、そんな非常に厳しい状況下にあるジャニーズ事務所ですが、経営体制見直しのため、その舵取りにタレントである東山紀之さんが就かれるというニュースが流れてきました。
そこで、5min-Breakでは、
「なぜ、東山紀之さんが選ばれたのか」
「タレント経験で経営が可能なのか」
「今のジャニーズに必要なこと」
ということに関して、深ぼってみたいと思います。
ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?①引き受けてくれる人がいなかった
まずは、ジャニーズ事務所新社長に東山紀之さんが就任される理由1つ目は、単純にこの状況下で引き受けてくれる人材がいなかったことにあります。
おそらくですが、ジャニーさんの性加害問題が表沙汰になってから、水面下で多方面にわたって社長候補を探し、依頼をかけてきたことでしょう。
おそらく、この人物もその1人のうち。
ソニー出身で、現在ジャニーズの顧問を務めている方になります。
しかし、八方塞がりのこの現状で、矢面になって世間と闘い、ジャニーズのために命を投げうれるほど思い入れのある人物はほぼいなかったのでしょう。
性加害を擁護したというイメージがつけば、自分の経歴に傷がつく可能性だってありますからね。
とくに、こういった芸能事務所の社長は、畑違いの経営のプロでは難しく、芸能界という特殊な環境で、縦やら横やらとのつながり、コネクションなどが最重要視されるため、やはり業界内での経験が豊富な人材が求められます。
そうなってくると、もはや外部で探すのは難しく、経営のことは置いておいても、共に戦ってくれる身内に白羽の矢が立った形になります。
ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?➁芸能界・スポーツ界・皇室にもつながりがある
実は、東山紀之さんは芸能界はもちろんのこと、色々な業界に繋がりがあることで有名な方なんだそう。
そして、天皇陛下と長年交流のあるプロテニス選手の佐藤直子氏とも親しくしており、皇室にもパイプがあるんだとか。
ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?➂厳しく身内でも批判する姿勢
更に、ジャニーズ新社長に東山紀之さんが就任する理由として、「たとえ身内でも厳しく批判する姿勢がある」ことにあります。
これは、以前事務所の先輩であった近藤真彦さんが不倫騒動があって事務所を退所するときのコメントになります。
引用:X
自身がMCを務めるサンデーLIVEにて、近藤真彦さんの不倫と事務所退所に対して、『薄っぺらい言葉』という批判をされました。
近藤真彦さんは、東山さんにとっても事務所の先輩であり、その歯に衣着せぬ発言に翌日多くのスポーツ紙、週刊誌に載ることになりました。
そういった、駄目なことに関してきちんと自身の意見を貫き通せる点が事務所の社長として見初められた理由の1つになります。
ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?④クリーンなイメージ
東山紀之さんといえば、ジャニーズ所属タレントの中でも、視聴者から非常にクリーンなイメージを持たれていることが多いようです。
その理由が、
- 妻の木村佳乃さんもまたクリーンなイメージがある
- 報道番組のMCを務めている
- ずっとスーツなイメージがある
なんだとか。
引用:トップコート
少しでもイメージ回復に努めたいジャニーズ事務所としては、妻ともどもクリーンなイメージである東山紀之さんの力を借りたいのでしょう。
ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?➄壮絶な幼少期から培った経験
東山紀之さんといえば、実は想像もつかない程卒絶な生い立ちをお持ちです。
- 3歳の時に離婚すると、極貧生活
- 幼い頃はいつも空腹で、食堂の残り物などでしのいだ
- 銭湯代を浮かせるために学校のプールに忍び込んで体を洗っていた
- 母親の再婚相手から暴力を振るわる
90年代には、バブルはじけて膨らんだ母親の借金を億単位で肩代わりされるなど、今の東山紀之さんからは想像できない程の地獄の暮らしぶりだったんだとか。
逆境を跳ね返してきた人生であり、そのハングリー精神は今のジャニーズ事務所に最も必要なものになります。
ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?⑥結局身内に任せたかった
最後に、ジャニーズ事務所新社長に東山紀之さんが就任された理由として、結局身内に任せたかったということがあります。
現社長の藤島ジュリー氏は、退任後株式100%所有したまま、代表取締役として残留することが噂されています。
となれば、外部から全く知らない人材によってテコ入れされるよりも、長い付き合いがある東山紀之さんの方が、ジュリー氏側も動きやすいという思惑があるのだと思います。
今後のジャニーズはどうなる?
今後のジャニーズはどうなる?ということで、少し考察を交えてみました。
まず、今回の性加害問題で絶対的に悪いのは、やはりジャニーさんですよね。
性対象は、どちらでも良いとして、やはりご自身の会社のタレントに手を出してしまった、そしてその被害者たちが未成年だったことが大問題なわけです。
この問題は、ジャニーさんがすでに亡くなってしまっているため、最終的な責任や批判の受け皿がありません。
だからこそ、イジメた人も悪いし、イジメを黙ってみていた人も同じく加害者という論理でいけば、所属タレントたちにも、責任がないとは言い切れません。
ただ、じゃあ誰が知っていて、誰が知らなかった、などを今更追及していくことは非常に難しいでしょう。
それを踏まえた上で、どのように今後ジャニーズが取り組んでいけばよいのでしょうか。
①イメージの回復
大手化粧品メーカー資生堂が、高級メンズ化粧品のモデルに決定していた木村拓哉さんを白紙に戻した話がありますが、すでにこういったスポンサーが、ジャニーズ事務所に対して難色を示すことが増えてきているんだとか。
特に、そういったことに敏感な外資系のスポンサーはなおさらです。
おそらく、ジャニーズという名前はいずれ変更せざるおえないでしょう。※ただ、ジャニーズWESTや関ジャニとかはどうするんでしょうね…。
いくら社長が変わっても、一度地に落ちたイメージの回復には相当な時間を要します。
特に四半世紀以上に渡る未成年への性加害をしてきたという最悪のイメージですから。
今後、ジャニーズがどこまで続くかわかりませんが、イメージの回復には四半世紀以上の時間がかかるかもしれません。
ただ、クリアな経営体制で、愚直に進んでいくしかすべがありませんね。
➁事務所タレントへのケア
そして、同じくらい大切なのは、所属タレントのケアです。
年長者だけでなく、若い世代の退所の波が落ち着かない今、社長の交代はさらに拍車をかけることになるかもしれません。
おそらく、今後ジャニーズ事務所に入りたいと進んで飛び込んでくる少年たちは確実に減っていくでしょう、何より親御さんが、このような会社には入れたがらないでしょう。
となれば、人材の流失を防ぐために、とことん、タレントの方たちと向き合い、話し合いを重ねなければいけません。
メディアも、元ジャニーズだからという忖度は、少なくなるでしょうが、事務所移籍は簡単ではなさそうですね。
まとめ
今回は、ジャニーズ新社長になぜ東山紀之?経営素人でイメージ回復とケアは可能なのか…ということで、2023年9月7日の記者会見にて、新社長就任が予定されている東山紀之の就任理由や今後に関してまとめてきました。
今までやみくもになってきたものが一気に明るみに出て、1つの時代の区切りになることには間違えないでしょう。
ジャニーズと共に戦っていくのか、違う道を選ぶのか、所属タレントの方も難しい選択を迫られそうです。