今回は、トーキョーエイリアンブラザーズ(漫画)最終話あらすじネタバレ!ということで、
7月24日からシンドラ枠でドラマ化が決定した『トーキョーエイリアンブラザーズ』の漫画ネタバレについて書いていきます。
漫画では、割とグロテスクな部分もエロさもポップに描かれてはいるのですが、苦手という方はスルーください。
トーキョーエイリアンブラザーズについて
引用:Amazon
著者 | 真造圭伍 |
出版社 | 小学館 |
発行年月日 | 2017年3月 |
2015年6月~2017年1月まで、『月刊スピリッツ』に連載され、現在コミック3巻が発売されています。
原作は、真造圭伍氏。
代表作は、『森山中教習所』や『ぼくらのフンカ祭』です。
トーキョーエイリアンブラザーズ最終話あらすじネタバレ
良かったら最初からお読みください・・・
トーキョーエイリアンブラザーズ(漫画)1巻あらすじネタバレ!感想まとめ!
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【第十三話】エイリアン兄弟原宿へ
”女というものがよくわからない”
そういう結論にたどり着いた冬の介と夏太郎は、気持ちを理解するため、女の姿に変身してみることにした。
出かけたのは原宿。
そこで偶然にも出会った女の子 るなちゃん。田舎住まいで友人もおらず、”原宿で変わりたい”そう願っていた。
可愛い服を着て、オシャレなパフェを食べ、友達と遊ぶ、そんな見せかけの姿に、
”オシャレとかかわいいとか女とか男とかこの星ではそんなことがそんなに重要か・・・”
夏太郎に言われハッとする、るなちゃんは”自分らしくいたい”と田舎へ帰って行くのだった。
そんなことはつゆ知らず、冬の介は女の子になってからもモテモテ。
芸能事務所のスカウトマンに話しかけられ、事務所へ向かっていた。
”・・・この星の男ってのは本当に気持ち悪い”
襲われかけた冬の介の前には、首の取れた血だらけの男が倒れていた。
【第十四話】地球移住計画の終わり
”応答せよ・・・””
夏太郎は1週間以上連絡の取れない本部に不安の色が消せなかった。
・・・そのときだった。やっと連絡のついた本部から衝撃的な事実を聞く。
”地球移住計画は中止、他の先発調査隊がいい星を見つけてみんなそこに移住し始めている、直ちに帰還せよ”とのこと。
つまり、もう地球には用がないという。
今までの冬の介の努力を知っているからこそ、簡単に伝えられる事実ではなかった。
そのとき、返り血まみれの冬の介が帰ってきた。
”レイプされかけた、もうどうでもよくなったから豪遊しよう”
どこかやっつけの冬の介に、夏太郎は黙って付き合うしかなかった。
レイプ犯から奪った車とお金で、ひたすら遊ぶ冬の介と夏太郎。
”本部と連絡とれたんでしょ”そう聞く冬の介に、夏太郎は静かに事実を伝えたのだった。
【第十五話】もうどうでもいいや
”田中夏太郎君だね?3ヶ月前のトラック横転事故の件で、君に逮捕状が出された”
突然やってきた刑事2人。
手錠をかけられようとした夏太郎は、振り払い、逃げようとする。
”兄ちゃん、こんなの隠蔽すりゃいいじゃん”
刑事2人の記憶を消そうとする冬の介。エイリアン姿を呆然と見つめる散歩中の人。
周りには写真を撮り群がる群衆。収拾がつかなくなった2人はとりあえずその場を逃げだした。
”地球移住計画中止”もうこの地球も、そして僕たちも、もういらないんだ。
自暴自棄になった冬の介は、塩昆布を口にしてくだらにことばかり考えている電車内の人間たちを抹殺しようとする。
”やめろ、人間たちは無関係だ”
夏太郎は、人間を守るため、冬の介を連れて地上へ飛び出した。
しかし飛び出した先は”海”。
落下しようとする夏太郎を庇い、冬の介は海に落ちてしまった。
”もう修復不可能だ”
人間になるには固体が足りないくらい縮んで溶けてしまった冬の介に、兄はそっと抱きしめた。
【第十六話】不思議ちゃん
”いつまでこの星にいるの?”
固体が足りず、猫の姿になった冬の介が聞いた。
”俺にはもう少し準備が欲しい”
その夜、家を飛び出した冬の介。兄を置いて、1人で星へ帰るつもりだった。
でも猫の姿の冬の介は、道に迷ってしまい、野良猫に酷い目にあわされてしまう。
”もう駄目だ、でもこの姿じゃ・・逃げなきゃ”
力尽きてしまった冬の介が目を覚ますと、そこはセフレだったハクルの家だった。
エイリアン姿の奇妙な物体を見てハクルはこういった。
”また助けちゃったね、冬ちゃん”
そう、ハクルは気付いていた。冬の介が人間じゃないってことに。
宇宙船まで送ってくれるハクル。
その時冬の介が目にしたのは、兄を含め大学の友達、近所の人、みんなが心配して猫(冬の介)を探している光景だった。
涙が止まらない、冬の介は兄 夏太郎の胸に飛び込んだ。
【第十七話】ばいばい、冬の介
”兄ちゃんはこの星に残りなよ、好きなんでしょ”
”僕はこんな姿だし、イマイチ馴染めなかったから今夜中に帰るよ”
冬の介の決意は固かった。
見送る夏太郎の目には涙が。
”冬の介やっぱり・・・”
”・・・兄ちゃん、公園よろっか”
2人は思い出の公園に立ち寄った。今までのことが走馬灯のように蘇った。
”ばいばい、冬の介”
1人で飲むお茶は少しさっぱりしてて物足りなく感じた夏太郎だった。
【最終話】おかえり、冬の介
冬の介と別れて1ヶ月。もう本部とは連絡が取れなくなってしまった。おそらく母星にはもう誰もいないのであろう。
夏太郎は1人、東京にいた。
”冬の介、この星は面白いぞ、毎日色んな発見がある”
そういう夏太郎の背中はなんだか少し寂しそうだった。
そして冬の介の大好きな桜の季節がやってきた。
”お前、冬の介なんだろ?”
すれ違うオジサンに声を掛ける。
”バレたか”
”こんなところで何してんだ、兄弟なめんなよ”
新しい惑星チョー暇で来ちゃった、母星の科学力で身体を復元した冬の介。
”おかえり、冬の介”
”ただいま、兄ちゃん”
”お前これからどうすんだ”
”んーどうしよ、楽しく暮らしたいな”
2人で飲むベランダのお茶は最高だ。
おわり・・・
最後は感動的な終わり方。
そもそも感情というものを持ち合わせていない宇宙人が、人と接することで新たな感情を知る。
その感情は、ときに苦しくて、ときに苛ついて、どうしようもなく忙しく、くだらないものだけど、人間でしか味わえない何事にも代えがたいものなんでしょう。
ただ、理解したくてもできない、素直になれず、もがき苦しむ冬の介の姿が、とても切なく感じました・・・。
多少不器用な方が・・・人間としては、人生楽しめるのかもしれませんね。夏太郎の姿を見てるとそう思えます。