今回は、森七菜の演技力絶賛の理由とは?コネでなく実力と才能の持ち主だった…ということで、森七菜さんが出演されたいくつかの作品をピックアップし、その評価と絶賛の理由を考察してみました。
大分から出てきたばかりの頃は、”オーディションにめっぽう強い15歳”なんてキャッチコピーがついていましたが、その言葉通り、事務所に所属してから、順調に良い役柄に恵まれ、経験を積んでこられました。
そして、とうとう2020年10月期では、民放ドラマ初主演というとこまで登ってこられました。
同世代の女優さんと比べて、どんなところが演技力が高いと言われ、評価されているのでしょうか…。気になります!!
森七菜|プロフィール
名前: 森 七菜(もり なな)
生年月日: 2001年8月31日(19歳)
出身地: 大分県(出生地:大阪府)
身長: 154㎝
血液型: A型
事務所: アーブル
趣味: 動画作り・ダンス・ピアノ
特技: イラスト描き
好きな食べ物: イカ
嫌いな食べ物: 納豆
憧れの女優: 満島ひかり・二階堂ふみ・杉咲花
芸能界の友達: 富田望生
森七菜|事務所 アーブル
中学3年の夏休みに、家族で海鮮焼きのお店に行ったとき、たまたま事務所のマネージャーさんがお店にいらっしゃってて、店員さんとお友達で、偶然大分に帰省していたタイミングで、声を掛けられたんだとか。
事務所は、2013年に設立されたばかりの所属主要タレント3名の事務所。
- 寺島咲
- 梨木まい
- 森七菜
小さな事務所であるものの、母体は音源制作、販売などをおこなう株式会社アルテメイト。ここが、2020年4月に解散勧告を出しているため、事業は、アルテメイトの共同出資会社であった株式会社ギャンビットが引き継いでいるようです。
引用:ギャンビット会社HP
広告タレントキャスティング会社であるギャンビット。映画やTV番組の企画制作や出版などコンテンツの制作やタイアップにも関わっています。
所属タレント自体は、まだ少ない芸能事務所ではありますが、バックは大きいですし、とても所属タレントさんを大切にされているようです。
森七菜|経歴と出演作品
2016年10月、事務所に所属後すぐ行定勲がメガフォンをとったネスカフェのWebCMにオーディションで選ばれ芸能活動開始。
2017年6月、事務所所属後1ヶ月半で、Amazonプライム・ビデオで配信の園子温オリジナルドラ『東京ヴァンパイアホテル』に抜擢。
7月、映画『心が叫びたがってるんだ。』で映画初出演、事務所所属約1年で10月には、日本テレビ系連続ドラマ『先に生まれただけの僕』でドラマ初出演。
森七菜|出演作品(オーディションにて勝ち取ったもの)
以下は、森七菜さんが、オーディションによって勝ち取った作品のみを載せています。
映画
- 心が叫びたがってるんだ。(2017年)
- 東京喰種トーキョーグール【S】(2019年)
- 最初の晩餐(2019年)
- 地獄少女(2019年)
- ラストレター(2020年)※約140人ほどの中から
ドラマ
- 先に生まれただけの僕(2017)
- 東京ヴァンパイアホテル <第8話 ~最終話>(2017年)
- 3年A組-今から皆さんは、人質です-(2019年)
- 連続テレビ小説「エール」(2020年3月30日~)
声優
天気の子(2019年7月19日) – ヒロイン・天野陽菜 役 ※約2000人の中から
CM
- ネスカフェ 「ゴールドブレンド バリスタi」(2016年10月 – 2017年9月)
その他
- 第98回全国高校サッカー選手権大会(2019年度)15代目応援マネージャー
- 「カエルノウタ」でソニーミュージックよりメジャーデビュー
- 3月 第14回声優アワードで新人女優賞を受賞
森七菜さんは、『オーディション荒らし』とも呼ばれ、ちょっと前には芳根京子さんなんかもそう呼ばれていて(本人は否定されているようですが…)、ライバルにはなりたくないタイプですよね…。
絶妙にピュアさが出ていますし、すごく一際目立って美人!!!!!!という感じでもないのに、どことなく印象に残るし、なんか忘れられないタイプの女優さんだなぁ…という印象を受けます。
森七菜|演技力に対する評価
どんな役でも説得力がある演技を見せ、視聴者を引き込む力を持っているという森七菜さん。
その演技力をプロの方たちは、どう評価しているのでしょう。
森七菜の演技力|ネスカフェ WEB CM 行定勲氏
森はオーディションで転ぶ芝居を求められたが、何も考えず全力で転んでいたことを行定氏は気に入ったと語り「言葉を発しないで芝居をして、僕の映画デビューした人は大河女優になれるかもしれない。なって欲しいですね」(中略)
森七菜の演技力|『天気の子』 新海誠監督
「僕の台詞って、言い方ひとつで全部変わっちゃうんですよ。演じ方は色々あり得ると思うんですけど、“七菜ちゃんの言い方がきっと陽菜の感情なんだろうなぁ”って思えたんです。あの言い方は七菜ちゃんにしかできない」
森七菜の演技力|『ラストレター』 岩井俊二監督
「参考資料となる映像を見た時点で決まりというか、即“この子がいい!”という感じでしたね。森七菜ちゃんはいろんなものを持たされているなというのが第一印象でした。歴代のいろんな女優さんの顔がオーバーラップしてくるような、そういう意味で恵まれている子だなと思います」
森七菜の演技力|『最初の晩餐』常盤司郎監督
「会った時にこの作品に対する覚悟を感じ、“この子だ!”と、決意しました。ナチュラルな空気感や集中力など大きく惹かれるものがありました」
森七菜の演技力|俳優 菅田将暉の評価
ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で、菅田さんの生徒役を演じました。菅田将暉さん曰く、
「圧倒的に集中力がすごい。あるとき拳銃を見るだけで七菜ちゃんが泣いてて、テストのときから泣いてしまう。だから、指を拳銃の代わりにして……。あんな本番前のテストのときから全力で集中する人、初めて見た。強烈な印象でした」と絶賛
森七菜さんですが、所属事務所が小さいですから、コネでなく、リアルに実力で勝ち取ってきた感じがしますよね…。
他にも、共演された女優さん、俳優さん達からも良い評価を受けていらっしゃるようです。デビューして、短い年月で様々な貴重な役を勝ち取ってこられたのは、一種の才能かと思います。
森七菜|魅力とは…?オーディションで勝つ理由
オーディションを受けるときには、「この人たちにはもう、二度と会わないだろうから、やれることは全部試して、聞きたいことがあれば聞こう」というスタンスでずっとやってきているそう。
ご本人曰く、本当に運がよかっただけ…とのことですが、演技力に付随する内面的な部分での多くの魅力があることが以下を見ていただくとわかるかと思います。
森七菜の魅力①|女優という職業に対する探究心の強さ
森七菜さんでも、実はオーディションに落ちられたことも幾度となくあるとか。
同世代の女優さんが、のちにその役を演じていらっしゃるのを見て、こういったものが求められていたのか…と考えるのも好きなんだそう。
常に、自分に足りなかったものや、求められるものに対して、すり合わせようという姿勢が感じられますよね。
森七菜の魅力➁|演技に向き合う愚直さ
森七菜さんは、プライベートで生活をしているときも、いつもお芝居のことを意識しすぎてしまうんだとか。
例えば、私生活で泣きそうになった時も、『こういう気持ちなんだな…』と冷静になって涙が止まってしまったり…。
こういう時は、こんな気持ちなんだな、とか、この気持ちはいつか応用できるかもしれないと、普段生きている中でも、自分の感情や表情の引き出しを増やそうとしているそうです。
お休みの日に映画の気分だと、多い時には1日に5本くらい観るために映画館にこもることも。常に、演技をするということが生きていることのベースにあるようですね。
森七菜の魅力➂|礼儀正しさ
森七菜さんは、映画やドラマなどの作品が終わるたびに、伝えたいことがある人にお手紙を書いているんだとか。
手紙自体、珍しくなっていますが、本当に伝えたいことは手紙の方が伝わるそうで、今でも続けてるとか。
特に、年上の監督さんとか、手書きのお手紙なんて絶対喜んでくれそうです。きちんと、お手紙にして伝えているのも、気持ちが伝わりやすいかもしれません。
森七菜の魅力④|大作にも物怖じしない性格
肝が据わっているといいますか、特に大分から出てきたばかりで、様々な有名監督のオーディションを受け、その役柄を掴んできている森七菜さん。
もともとあんまり緊張しないタイプなんだそうで、演じるということに集中して臨めることは、新人であっても気後れしないということに繋がりますし、今持つ実力を最大限発揮するには大切なことですよね。
森七菜の魅力➄|謙虚な姿勢
撮影が終わると、今日はあれがだめだったなと反省ばかりしているんだとか。
森七菜さんは、「お芝居も、人としても信頼される人になりたい」と望んでいる。
「例えば、原作があるものだったら、この人がこのキャラクターをやってくれるなら大丈夫だとか、この人が出る作品だから絶対に面白いと思ってもらえるようになりたいです。そして、肌で触れた人たちにも、また会いたいと思ってほしいです」
しっかり自分が女優として掲げる理想像を持っており、そこに向かってとても謙虚に努力されている姿がうかがえます。
まとめ
今回は、森七菜の演技力絶賛の理由とは?コネでなく実力と才能の持ち主だった…ということで、森七菜さんが出演されたいくつかの作品をピックアップし、その評価と絶賛の理由を考察してみました。
ここまで調べてみて、演じるという感覚的な部分な才能と、綿密に計算され、努力によって積み上げられたものがすごく上手く融合された女優さんだなぁという印象を受けました。
どうか心と身体を大切に、ますます飛躍していかれることを切に願うばかりです。