今回は、トーキョーエイリアンブラザーズ(漫画)1巻ネタバレ!ということで、
7月24日からシンドラ枠でドラマ化が決定した『トーキョーエイリアンブラザーズ』の漫画ネタバレについて書いていきます。
漫画では、割とグロテスクな部分もエロさもポップに描かれてはいるのですが、苦手という方はスルーください。
トーキョーエイリアンブラザーズについて
引用:Amazon
著者 | 真造圭伍 |
出版社 | 小学館 |
発行年月日 | 2016年2月 |
2015年6月~2017年1月まで、『月刊スピリッツ』に連載され、現在コミック3巻が発売されています。
原作は、真造圭伍氏。代表作は、『森山中教習所』や『ぼくらのフンカ祭』。
ドラマ化詳細に関してはこちらを ↓
トーキョーエイリアンブラザーズ/放送地域(ドラマ)は?キャストやあらすじも紹介!
トーキョーエイリアンブラザーズ1巻ネタバレ
【第一話】兄の出現
東京のリア充大学生 冬の介。テニスサークルに所属し、毎日キラキラとした日々を送っていた。顔よし、スタイルよし、スポーツもでき、頭もよい上に誰にでも優しい。そんな冬の介は、男女問わず人気者であり、サークルの中心的存在でもあった。
しかし、冬の介には誰にも言えない秘密があった・・・。
それは地球外生命体(エイリアン)であり、人間ではないということ。
ゆえに並外れた頭脳と特殊な能力を持ち合わせているのだ。
とある日。テニスサークルの集まりで偶然出会った女の子に声を掛ける。実はその女の子には変わった性癖があった。ちょっと触れただけでその願望を察した冬の介は、その女の子とラブホテルへ向かう。おしっこを飲んでもらいたいという彼女の願望を叶えてあげた冬の介の前に、突如現れたのが実の兄。
しかもエイリアン姿。
驚いた彼女は気を失う。
兄は、地球移住計画の先発隊として地球に送り込まれた弟の査定と見張りのためにやってきたという。
女の子の見た記憶を消去し、人間の姿に変身した兄と共に、冬の介はホテルを後にする。
ちなみに、おしっこ(=人間の代謝産物)は、エイリアンにとってなかなか美味しいらしい。という衝撃の物語の幕開けだった。
【第二話】塩は苦手
後発隊として送り込まれた兄を地球ネームで”夏太郎”と命名した弟。
2人は冬の介が住むアパートに戻ると本部と通信を取った。調査対象である”人間”はまだまだ未知であり、更なる探索が必要であるということ。
次の日から、兄 夏太郎の査定と称した弟尾行が始まる。
大学生として生活する冬の介は、あまりにも人間に馴染み過ぎており、夏太郎は言葉を失うのであった。大家さんに気に入られ家賃をまけてもらい、近くのパン屋さんに媚びを売りパンの耳をもらう。
それはまるで人間を調査しているのでなく、ただただ楽しんでいるだけのようにも思えた。
呆れ果てる兄に冬の介は苦言を呈した。『地球はけっこう怖いところだよ』
兄は疑いをもつのだったが、訪れたラーメン屋で事件が発生した。たまたまラーメンを持った女性とぶつかり、汁がかかった夏太郎の顔が溶けてしまったのだ。
そう、夏太郎たちエイリアンは、基準値を超えたの塩に触れると体が溶けてしまうのだ。知らなかった夏太郎は、地球の怖さにビビりまくり、家から一歩も外出できなくなったしまう。
【第三話】フリスビーときどき犬
すっかり人間不信になってしまった兄を外出に誘う冬の介。いいことも悪いことも外に出ないとわからない。
犬の散歩をしていると、車を蹴散らしながら歩く奇抜なおばさん秋子と出会う。奇行ばかり繰り返す秋子に更に、ビビりまくる夏太郎だった。
公園についた2人は、飼い犬とフリスビーで遊んでいた。地球になれない夏太郎が投げたフリスビーははるか彼方へ。それを追いかける犬。2手に分かれ犬とフリスビーを探すことに。1人で行動することを躊躇いながら、夏太郎は犬を探し続けるのであった。
やっと見つけた犬は、なんと先ほどの奇抜おばさん秋子の元にいた。
最初のラブホテルから拝借したバスローブ姿の夏太郎に、哀れんだ秋子は、虎のトレーナをくれるのだった。偶然触れた秋子から、以前可愛がっていた犬が車に敷かれ死んでしまった記憶を読み取ってしまい、自分たちの犬をプレゼントしようとする。
しかし、”馬鹿にするな”と逆に秋子の怒りを買ってしまい、追いかけられてしまう。
お返しをするつもりだったのに、急に怒りだしたり、恐ろしいことを考えているのに、服をくれたりする人間がますます不思議な存在に思えた。
ただその晩、夏太郎の元に自分から寄り添ってくる犬に対し、今まで感じたことのない感情に浸るのであった。
【第四話】世界は広かった
相変わらず地球と人間を調査する兄弟。
改めて感じたことは、”東京の無駄さの多さ”。わざわざ恐怖を体験しようとする遊園地があったり、変な建物、要らない飾り、どれも夏太郎にとっては、無駄でしかなかった。
そんな兄に、”地球の良さを知るために世界を見てみよう”と提案する弟。
乗ってきた宇宙船に乗りこみ、世界を回ることに。
サバンナ、ヨーロッパ、エジプト、オーストラリア・・・少しでも何かを感じ取ってほしかった冬の介。
訪れたジャングルの奥地で出会った少年に尋ねてみた”何故人間は無駄なものばかり作るんだ”と。
すると少年はこう答えた。”知らね。自分たちの帰るところの目印が欲しかったんじゃ”
そのシンプルな答えに妙に納得してしまう夏太郎。
東京に帰ってきてからお茶を飲む夏太郎がふと”染み渡るな、このお茶”と漏らす。
少しでも、人間というものを知ってほしかった冬の介は、兄の感情の変化に、少し嬉しくなるのだった。
【第五話】デートって難しい
合コンで出会った小松チカと2回目のデートに出かけた冬の介。人間の女を知るとための調査だという。”デート”というものに興味津々の兄は、弟を尾行することに。
冬の介のことが大好きなチカは終始笑顔。そんなチカの姿に何故あんなに人間が笑うのか不思議に感じる夏太郎だった。
そんな中、不運にもデート中にはぐれてしまった冬の介とチカ。
冬の介の携帯は水に濡れ使い物にならない状態に。そんな状況を知らないチカは、走り回り必死に冬の介を探すのだった。
一方冬の介は、尾行していた兄に気付き、チカのことなど忘れて2人で動物園を楽しんでいた。何度も何度も電話をかけ、泣きながら走り回るチカが目にしたのは、満面の笑みで楽しむ冬の介と兄 夏太郎の姿。
自分は気が狂いそうな思いで探し回っていたのに、何事もなかったかのように過ごす冬の介を目のあたりし、空しい気持ちでいっぱいになったチカ。
”っざけんな。”
そう言い残し、2人のもとを去った。
”何がいけなかったんだろう”人間の不可解さを感じるとともに、デートの奥深さを知った冬の介だった。
【第六話】兄が来た本当の理由
夏太郎が地球に来て結構時間が経っていた。
相変わらず自分を追いかけまわすばかりの兄。しかも下手くそすぎる尾行に人間からは怪しまれることばかり。
そんな兄に仕事をさせようと決意する冬の介。
最初はテッシュ配りから始めてみることに。上手くできない兄に対し、チャッチャと先に配り終える冬の介。
”先に配り終えたから帰るね”そう言い残し、兄を置いておいて帰ることにした。
久しぶりに1人になった冬の介は、ずっと気になっていたことを聞くために本部と連絡をとった。
そう。”兄が地球にやってきた本当の理由”。
それは、”弟の査定と尾行”ではなく、”宇宙人としても劣等部類だった出来損ないの兄でも地球に馴染めるか”という調査だったのだ。つまり、ダメダメな兄が地球に順応することが出来る日が来たら、”地球移住計画”が発動されるということ。
本来の目的を知った冬の介は、そんな日が果たしてくるのだろうかと一抹の不安を覚えるのだった。
第二巻へ続く・・・
感想
1話の人間の代謝産物を飲むシーンが衝撃的すぎて、初っ端から度肝を抜かれました。
ただ、宇宙人が地球に来たらこんな感じなのか・・・と不思議な感覚にもなります。見るもの、食べるもの全てが初めてのことで、”知らない”ってこんな感じなんだろうなとも。どの場面も兄弟の表情でコミカルに描かれており、非常に良い応えのある漫画です。
あまり男性コミックを読まない女性でも割とすんなり話の内容が入ってきますし、絵のタッチも違和感とかは感じませんでした。
ただこれ、映像にしたら更に見応えがある気がしてなりません。もっと面白くなりそうな予感。ドラマが楽しみになりました!