今回は、全日本大学駅伝2023/日程コースや出場校&各大学の戦力情報と予想!ということで、11月に控える全日本大学駅伝に向けての概要を整理してみました。
駒澤や中央、青山学院など優勝常連校も犇めく中で、新しい時代の幕開けになるのか。
常にトップ争いが変わり、区間賞が各区間違う大学の選手が獲得するなど最後まで順位が入れ替わるため、本当に最近の駅伝は面白いですね。
『戦国駅伝時代』はどの大学が優勝を手にするのでしょうか。
早速、概要を見ていきましょう。
区間エントリーはこちら ↓
全日本大学駅伝2023/区間エントリー&順位速報・最終結果まとめ!
全日本大学駅伝2023 日程
まずは、全日本大学駅伝2023年の日程や大会概要を見ていきましょう。
日時: 2023年11月5日(日)
時 間: 8:10~ START
テレビ放送: テレビ朝日系列
第55回全日本大学駅伝対校選手権記念大会 公式SNS
公式HP: https://daigaku-ekiden.com/index.html
公式Twitter: https://twitter.com/daigaku_ekiden
テレビ朝日(全日本大学駅伝HP): https://www.tv-asahi.co.jp/ekiden/
第55回全日本大学駅伝対校選手権記念大会 スケジュール
10月11日(水)正午 | チームエントリー締め切り(競技者16人以内) |
---|---|
11月2日(木)正午まで | メンバーエントリー ※競技者8人補員5人 |
仮:11月03日(金)くらい | 区間エントリーメンバー発表 |
11月5日(日) 朝 | 確定区間エントリー発表 |
11月5日(日) | 08:05 号砲 |
※ 今年も大会当日、スタート直前にメンバー変更を受け付けます。確定メンバーは大会ホームページや各大学SNS等でお知らせする予定。
チームエントリーはこちらで
全日本大学駅伝2023/区間エントリー&順位速報・最終結果まとめ!
全日本大学駅伝2023 出場校一覧
こちらが、全日本大学駅伝2021の出場校一覧です。今年は、全部で27校の大学が出場します。
関東(シード8校) | 駒澤大学 |
國學院大 | |
青山学院大学 | |
順天堂大学 | |
創価大学 | |
早稲田大学 | |
中央大学 | |
東洋大学 | |
関東(予選会) |
城西大学 |
大東文化大学 | |
東海大学 | |
東京国際大学 | |
東京農業大学 | |
帝京大学 | |
国士舘大学 | |
北海道(予選会) | ※8/19(土)選考会開催 |
東北(予選会) | ※9/24(日)選考会開催 |
北信越(予選会) | 新潟大学 |
東海(予選会) | 名古屋大学 |
関西(予選会4校) | 立命館大学 |
関西学院大学 | |
関西大学 | |
大阪経済大学 | |
中国四国(予選会) | ※9/23(土・祝)選考会開催 |
九州(予選会) | 鹿児島大学 |
OP | 日本学連選抜チーム |
OP | 東海学連選抜チーム |
◆ 全日本大学駅伝2023 地区予選会に関して
- 北海道地区 8月19日(土)
- 東北地区 9月24日(日)
- 関東地区 6月17日(土)
- 北信越地区 7月15日(土)
- 東海地区 6月24日(土)
- 関西地区 6月11日(日)
- 中国四国地区 9月23日(土・祝)
- 九州地区 5月28日(日)
の日程で、全27校が決定予定。
全日本大学駅伝2023 コース詳細&区間記録
2018年からコースと区間距離が変更になりました。
第55回全日本大学駅伝対校選手権記念大会 コース
第1区(9.5 ㎞) 熱田神宮西門前 → 愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)
第2区(11.1 ㎞) 名古屋市港区藤前 → 三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)
第3区(11.9 ㎞) 桑名市長島町 → 四日市市羽津(霞ケ浦緑地前)
第4区(11.8 ㎞) 四日市市羽津 → 鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)
第5区(12.4 ㎞) 鈴鹿市林崎町 → 津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)
第6区(12.8 ㎞) 津市河芸町 → 津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)
第7区(17.6 ㎞) 津市藤方 → 松阪市豊原町(JA松阪前)
第8区(19.7 ㎞) 松阪市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前
コースの特徴
1区 | 唯一の10㎞未満コース。5㎞手前で高低差15mの旧坂あり。終盤の下りでバラける。 |
2区 | スタート直後は、起伏があるが後は平坦。1区がまとまってきた場合、2区でごぼう抜きも可能。 |
3区 | 4区にかけてアップダウンが続く |
4区 | 距離は短くなったが、起伏が激しく、一番難しいといわれるコース |
5区 | スタート後に大きな起伏後、後半は平坦。単独走も可能な選手が求められる |
6区 | 同一市内を走る県庁、主要企業が本社を置くにぎやかなコース |
7区 | 8区アンカーにつなぐ前に勝負を決めたい大事な7区 |
8区 | アンカーは最長の19.7㎞。大きな起伏もあり、数々の名勝負があった場所 |
全日本大学駅伝対校選手権記念大会 区間記録
区間 | 時間 | 選手名(大学名) | 大会回数 |
---|---|---|---|
1区 | 26分58秒 | ピーター ワンジル(大東文化大) | 54回 |
2区 | 31分12秒 | 葛西 潤(創価大) | 54回 |
3区 | 32分46秒 | イェゴン ヴィンセント(東京国際大) | 53回 |
4区 | 33分16秒 | 石原 翔太郎(東海大) | 52回 |
5区 | 35分47秒 | 佐藤 一世(青山学院大) | 52回 |
6区 | 37分01秒 | 吉居 大和(中央大) | 54回 |
7区 | 49分38秒 | 田澤 廉(駒沢大) | 54回 |
8区 | 55分32秒 | M・モグス(山梨学院大) | 39回 |
※区間距離変更のため1~7区は50回以降、8区は24回以降
全日本大学駅伝対校選手権記念大会 歴代MVP
大会回数 | 選手名(大学名) |
---|---|
第46回大会 | 横手 健(明治大) |
第47回大会 | 口町 亮(東洋大) |
第48回大会 | 森田 歩希(青山学院大) |
第49回大会 | 阿部 弘輝(明治大) |
第50回大会 | 森田 歩希(青山学院大) |
第51回大会 | 名取 燎太(東海大) |
第52回大会 | 田澤 廉(駒澤大) |
第53回大会 | 田澤 廉(駒澤大) |
第54回大会 | 田澤 廉(駒澤大) |
田澤選手の3大会連続MVP。
この選手を超える選手が今後現れるのでしょうか…。
全日本大学駅伝2023 各大学の戦力分析と優勝予想
全日本大学駅伝2023に向けて、各大学の戦力分析をしてみました。
ちなみに、昨年の優勝は、駒澤大学が手にしました。(本当駒澤と全日本大学駅伝は相性がいいですね!!)総合タイムを見ていただくとお分かりかと思いますが、2位に3分以上の差をつける圧倒的な優勝を飾っています。
総合順位 | 大学名 | 総合タイム |
---|---|---|
優勝 | 駒澤大 | 5時間06分47秒 |
2位 | 國學院大 | 5時間10分08秒 |
3位 | 青山学院大 | 5時間10分45秒 |
4位 | 順天堂大 | 5時間10分46秒 |
5位 | 創価大 | 5時間12分10秒 |
6位 | 早稲田大 | 5時間12分53秒 |
7位 | 中央大 | 5時間13分03秒 |
8位 | 東洋大 | 5時間13分10秒 |
しかし、こんなにアンカーまでもつれた全日本大学駅伝はあまり記憶になりような…。
直近の大会結果
◆ 箱根駅伝2023
順位 | 大学 | 総合タイム |
1 | 駒澤大学 | 10:47:11 |
2 | 中央大学 | 10:48:53 |
3 | 青山学院大学 | 10:54:25 |
4 | 國學院大學 | 10:55:01 |
5 | 順天堂大学 | 10:55:18 |
6 | 早稲田大学 | 10:55:21 |
7 | 法政大学 | 10:55:28 |
8 | 創価大学 | 10:55:55 |
9 | 城西大学 | 10:58:22 |
10 | 東洋大学 | 10:58:26 |
◆ 出雲駅伝 2023年10月9日 開催予定
ー
◆ 日本インカレ 2023年9月14日(金)~17日(日)予定
~ 5000m ~
~ 10000m ~
シード各校主要選手持ちタイム(5000m/10000m/ハーフ)最新
駒澤大学
10000m平均:28分18秒06
強過ぎます。恐ろしすぎます、駒澤。
田澤選手が卒業後も、ダメージ少ないか…。27分台3名、全ての選手のクオリティが高い。そして、唐澤選手と鈴木芽吹選手イケメン。
5000m | 10000m | |
佐藤 圭汰 (2年生) | 13分22秒91 | ー |
鈴木 芽吹 (4年生) | 13分24秒55 | 27分41秒68 |
唐澤 拓海 (4年生) | 13分32秒58 | 27分57秒52 |
篠原 倖太朗 (3年生) | 13分34秒28 | 27分43秒13 |
安原 太陽 (4年生) | 13分37秒01 | ー |
白鳥 哲汰 (4年生) | 13分41秒39 | 28分14秒86 |
青柿 響 (4年生) | 13分47秒 | 28分20秒42 |
中央大学
10000m平均:28分29秒02
今年駒澤大学と優勝争いしそうな大学が、中央。箱根2位から2023年度の3冠はもはや射程圏内にいれているはず。早いだけでなく、駅伝にも強い選手が多い印象。
5000m | 10000m | |
中野 翔太(4年生) | 13分24秒11 | 28分00秒86 |
吉居 大和(4年生) | 13分25秒87 | 28分03秒90 |
吉居 駿恭 (2年生) | 13分27秒33 | 28分06秒27 |
湯浅 仁(4年生) | 13分55秒60 | 28分34秒91 |
阿部 陽樹(3年生) | 13分49秒28 | 28分30秒18 |
溜池 一太(2年生) | 13分44秒51 | 28分26秒77 |
青山学院大学
10000m平均:28分33秒06
最強世代の卒業から戦力ダウンが囁かれる青山学院。優勝争いに絡むには、エースの絶対的走りに加えて、全員が力以上を出し切る必要がありそう…。
今年こそ鶴川くん、野村くんの走りが駅伝で見たいものです。
5000m | 10000m | |
佐藤 一世(4年生) | 13分48秒15 | 28分23秒62 |
小原 響(4年生) | 13分46秒54 | 28分28秒97 |
鶴川 正也(3年生) | 13分35秒51 | 29分30秒48 |
若林 宏樹(3年生) | 13分41秒32 | 28分25秒71 |
黒田 朝日(2年生) | 13分52秒68 | 28分33秒62 |
太田 蒼生(3年生) | 13分54秒29 | 28分32秒17 |
田中 悠登(3年生) | 13分56秒25 | 28分35秒60 |
東京国際大学
10000m平均:28分40秒08
1年生外国人速すぎでしょう。ヴィンセント選手越えもあり得そうです。
7区もしくは最終区にエントリーされるならば、東京国際も侮れません。
5000m | 10000m | |
リチャード エティーリ(1年生) | 13分00秒57 | 27分06秒88 |
白井 勇佑(3年生) | 13分41秒40 | 28分27秒45 |
佐藤 榛紀(3年生) | 13分50秒30 | 28分37秒93 |
木村 海斗(3年生) | 13分56秒86 | 28分38秒59 |
村松 敬哲(4年生) | 13分52秒22 | 28分40秒41 |
森 春樹(2年生) | 14分04秒44 | 28分44秒97 |
國學院大学
10000m平均:28分38秒04
平林選手も立派な國學院のエースに成長しました。安定感のある3年世代を勢いのある2年生世代が支える形で、今年の駅伝も上位争いに絡んできそうな予感。
5000m | 10000m | |
平林 清澄(3年生) | 13分55秒30 | 27分55秒15 |
山本 歩夢(3年生) | 13分34秒85 | 28分16秒92 |
伊地知 賢造(4年生) | 13分40秒51 | 28分29秒95 |
青木 瑠郁(2年生) | 13分48秒61 | 28分32秒90 |
高山 豪起(2年生) | 14分16秒52 | 28分43秒51 |
上原 琉翔(2年生) | ー | 28分36秒44 |
東海大学
10000m平均:28分32秒09
10000m持ちタイム、実は青山学院より速い東海。石原選手は、ロードに劇強いです。
ただ、近年の東海は、本番でなかなか持ちタイム以上のものが発揮できない印象。一皮むけて、また強い東海が見たい。
5000m | 10000m | |
石原 翔太郎(4年生) | 13分29秒21 | 28分05秒91 |
松尾 昂来(4年生) | 13分57秒91 | 28分21秒80 |
溝口 仁(4年生) | 13分41秒33 | 28分24秒48 |
神薗 竜馬(4年生) | 14分01秒45 | 28分42秒61 |
梶谷 優斗(3年生) | 13分45秒56 | 28分27秒77 |
花岡 寿哉(2年生) | 13分46秒54 | 28分47秒08 |
シード各校戦力分析
ここからは、シード校の戦力分析をしてみたいと思います。
◆ 勝手に順位予想
1位 駒澤大学
2位 中央大学
3位 青山学院大学
正直、これ以外の順位が思いつかない今年の大学駅伝界隈。
それくらい、駒澤大学が3歩くらいリードしていますし、中央の力も他大学より抜きんでています。
♦ 駒澤に隙は無いのか
普通に実力通り走り切れば、やはり相性も良い全日本ということもあり駒澤の優勝が見えてくるかと思います。
駒澤に隙がないのか考えても、主力選手は春から順調に走れているようですし、なかなか穴がなさそう…というのが正直なところ。
もちろん、駅伝ですから取り返しのつかないミスがあれば勝機は遠のきますが、今年に限れば、駒澤のミスを突くしか、他大学の付け入るスキがないくらい、圧倒的な存在な気がします。
♦ 2位以降が混戦模様
中央大学は、4年生が強いですよね。やはり強い世代が4年生になったときが、駅伝タイトルの狙い時。中野くん、吉居くん、湯浅くんを筆頭に、箱根など駅伝経験のある選手も多く残っており、その点では有利になりそう。
目立たない選手も、いい働きをしてくれるのが中央大学。派手さはないのかもしれませんが、堅実に、優勝争いに絡んできそうです。
青山学院は、現3年生世代(鶴川くん、野村くん、白石くん、田中くん、若林くん、太田くん、)がきちんと走れることが、上位争いの条件かと思います。この世代が強いのに、怪我やピーキングが合わずに、なかなか駅伝で花開けずにいます。
この3年生世代と4年の佐藤くん、志貴くんなどがしっかり混ざり合えば、駅伝力の高い青山学院も面白くなってきそう。
ただ、近年の傾向を見る限り、1区間、ないし2区間沈んだらTHE END。どの大学にも言えることですが、上手く全区間でミスなくまとめ上げた大学がおのずと上位に食い込んでくるでしょう。
あー今年も楽しみで仕方ありません。