今回は、【恐怖新聞】最終話ネタバレあらすじ&感想!伏線回収と最後の結末とは…?をまとめてみました。
昔は、よくテレビでも心霊特集やスピリチュアル系の番組が多かったかと思うのですが、最近はあまり見かけませんよね。
規制が厳しくなったとは聞きますが、夏の楽しみが少し減った気はしていました。
そんな中、久々にテレビドラマとして、ガチのホラーが帰ってきました。しかも、今回監督は『リング』を手掛けた日本ホラー界の巨匠 中田秀夫監督、シリーズ構成が、乙一さん、脚本が、世にも奇妙な物語などを手掛ける高山さん。
加えて、プロモーション動画には、また本編とは別に山口敏太郎さん監修で、遊山直奇監督とホラーの担い手をコレでもかと招聘し、気合いが入っているようです!!!
いよいよドラマ「恐怖新聞」がスタートします。プロモーション動画に弊社の芳燈れいが出ております。ぜひご覧ください。心霊写真の制作は由乃夢朗です。拡散してください。pic.twitter.com/8R3cSJFiqL
— 山口敏太郎 (@bintarou) August 29, 2020
放送日時: 2020年8月29日(土)~10月10日(土)
放送時間: 23時40分~24時35分(予定)
放送回数: 全7回(予定)
原作: つのだじろう『恐怖新聞』
脚本: 高山直也
主題歌: THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『FEARS』
ホラーは、映像にすることで、また違った恐怖が増してきますよね…。
以下、「恐怖新聞」最終話のネタバレになっておりますので、ご覧になっていない方は、ご注意ください。
恐怖新聞とは…(漫画原作ネタバレ一部あり)
原作は、つのだじろう氏により、1973年~1975年まで『週刊少年チャンピオン』誌(秋田書店)において、連載された恐怖漫画です。
引用:Amazon
漫画上では、主人公は、中学生の男の子 鬼形礼(きがた れい)。ドラマの設定では大学2回生となっているので、その部分で大幅に違っています。
「恐怖新聞」:読めば寿命が縮む、未来が描かれた新聞にとりつかれた鬼形礼の物語。
「恐怖新聞Ⅱ」:二代目は女性主人公。前作で死んだ鬼形とともに恐怖新聞に立ち向かう。
「恐怖新聞 平成版」:初代の生まれ変わりの鬼形がまた恐怖新聞に取り憑かれる。『着信アリ』のように携帯電話を利用して「恐怖新聞」が送られてくる。
おおもとの設定として、「恐怖新聞」には、不幸な未来が描かれており、翌日、その記事は現実となってしまう。そして、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まる。
自らが配達人として「恐怖新聞」を配達することになった所で物語は終わる。
恐怖新聞ドラマ6話までのおさらい
1話あらすじ詳細おさらいは、こちらから ↓
【恐怖新聞】第1話ネタバレあらすじ&感想!ラストシーンに衝撃が走る…
1話 簡単あらすじ
一人暮らしを始めた小野田詩弦(白石聖)。初日の深夜零時に玄関の扉を乱打され、新聞受けに入れられた「恐怖新聞」。そこには数日後、若い女が墜落死するという記事が…半信半疑の詩弦だったが数日後に自殺を目撃、その光景はまさに恐怖新聞で見たものだった。
その後も届く新聞に詩弦の父・蔵之介(横田栄司)の死の予言・・・。父を救うため動く詩弦に自身の出生の秘密が迫る。息もつかせぬ怒涛の展開、心をえぐる最恐ホラーの幕が開く!
死の間際に蔵之介が放った言葉、隠された詩弦の出生の秘密とは…。息もつかせぬ怒涛の展開、心をえぐる最恐ホラーの幕が開く!
引用元:公式HP「恐怖新聞」
2話あらすじ詳細おさらいは、こちらから ↓
【恐怖新聞】2話ネタバレあらすじ&感想!恐怖の連鎖は止められるのか?
2話 簡単あらすじ
詩弦は、恐怖新聞の前の契約者・蜷川冬夜と再会し、「恐怖新聞は、読むたびに寿命が100日縮まる」と聞きひどく動揺する。そんな矢先、唯一の情報源・蜷川冬夜が事故に巻き込まれたことで、これ以上の情報を聞き出すことが出来なくなってしまった。
そんな中、詩弦に届いた新聞には、刺殺事件が描かれていた。予告された事件を阻止するべく、詩弦は恋人の松田勇介、親友の宮沢桃香に協力を仰ぐ。不幸の連鎖は果たして止められるのか?
引用元:公式HP「恐怖新聞」
3話あらすじ詳細おさらいは、こちらから ↓
【恐怖新聞】3話ネタバレあらすじ&感想!孤独に蝕まれる詩弦とその運命は?
3話 簡単あらすじ
恋人 勇介の勧めもあり、カウンセリングを受けることにした詩弦。『恐怖新聞には関わらないことが大切』というアドバイスを受け、少しだけ前向きな気持ちになっていた。
そんな詩弦に、どんなに時と場所を変えようとも執拗に届く恐怖新聞。抗えない運命に、母に事実を伝えることに。父を失った悲しみをもう誰にもしてほしくないと、事件を未然に防ぐことを提案される。
一方、意識が戻り病院から逃走していた男は詩弦に電話をかける。隣に住む片桐ともをとベランダで話していた詩弦だったが、電話の内容に衝撃を受ける…!
運命を変えるべく行動を起こしたことで、詩弦を取り巻く人間関係が音を立てて崩れていく。死へのカウントダウンが始まる…。
引用元:公式HP「恐怖新聞」
4話あらすじ詳細おさらいは、こちらから ↓
【恐怖新聞】4話ネタバレあらすじ&感想!業が深い人間の本性が現れる…
4話 簡単あらすじ
詩弦(白石聖)は冬夜(猪野学)から、ベランダ越しに話す青年は隣人・片桐ともをではなく、恐怖新聞を届ける鬼形礼(坂口涼太郎)であること、また、恐怖新聞から逃れるには、誰かに新聞紙に名前を書かせればいいと知る。
加えて、勇介(佐藤大樹)と親友・桃香(片山友希)の関係を知った詩弦が思わず取った行動とは・・・。
冬夜が契約者となった悲しい過去や、桃香や篠崎(駿河太郎)の本性も姿を現し、物語は更なる勢いで加速する!
引用元:公式HP「恐怖新聞」
5話あらすじ詳細おさらいは、こちらから ↓
【恐怖新聞】5話ネタバレあらすじ&感想!恐怖新聞は何故生まれたのか…
5話 簡単あらすじ
桃香(片山友希)にブレーキワイヤーを切られ、自転車で転倒し意識が途絶えた詩弦(白石聖)。
鬼形礼(坂口涼太郎)に連れてこられた場所で、さらなるショックを受ける事になる!?
父・蔵之介(横田栄司)が、「お前が生まれてこなければ良かったんだ」と死に際に放った一言の驚愕の理由も今夜明らかに!
始まりから終わりまで衝撃が続く第5話。恐怖新聞はなぜ生まれたのか?
過去の因縁から現代へのつながりが見えたとき、物語は戦慄の最終章へと突入する!
引用元:公式HP「恐怖新聞」
6話あらすじ詳細おさらいは、こちらから ↓
【恐怖新聞】6話ネタバレあらすじ&感想!愛ゆえの豹変が狂おす…
6話 簡単あらすじ
詩弦には、これまでの恐怖新聞も読めなくなり、新たな新聞も来なくなってしまった。恐怖新聞の呪縛から解放され、ホッとしたのも、束の間、謎の呼び出しメールが詩弦の元へ来るようになる……。
メールの相手「アシカガ」とは誰なのか?
詩弦の命を狙うものとは…?
そして、恐怖新聞の新規契約者はいったい誰なのか?
引用元:公式HP「恐怖新聞」
恐怖新聞ドラマ最終話の見どころ
避けられない運命と見定め、再び恐怖新聞の契約者となった詩弦(白石聖)。
自分の命が続く限り、誰かのためになろうと決意する。恐怖新聞の予言を使って、人々を誘導することで事件や事故を防ぎ、亡くなるはずの命を救っていた。
しかし、そんな詩弦の行動は世間では理解されるはずもなく、ネット上で「ヒーロー気取りの偽善者」呼ばわりされた上、蔵之介(横田栄司)や桃香(片山友希)の死のことまで調べられ、自作自演と叩かれるようなってしまった。
さらに「あんたがこの世からいなくなればいいんだ」と正面から暴言を受ける始末…。
……それから1年後、詩弦は京都の街から、姿を消した。
拘置所に入っている勇介(佐藤大樹)の元に歌子(黒木瞳)が訪れる。詩弦は相変わらず恐怖新聞を使って、人の為に頑張っているみたいだが、ここ1年ほど会っていないという。そして、勇介に「私のことは忘れてください」という詩弦からの言葉を伝えるが…。
一方、篠崎(駿河太郎)も詩弦を探して、歌子の元を訪れていた。恐怖新聞を引き継ぎたい篠崎に対し、歌子は「命をかけて人を守ることに疲れた詩弦のために契約を引き継いで欲しい」と恐怖新聞の紙とペンを渡すが…。
歌子の2つの行動が示すものとは?そして詩弦はどこへ?
全ての伏線がつながり、思いもよらぬ結末へ!! 感動、恐怖、感動、恐怖…畳みかける展開に、感情が追い付かない戦慄の最終話!!
恐怖新聞に翻弄された人々の行く末を見届けたとき、あなたがいる世界は違うものに見えるかもしれない…。
引用元:公式HP「恐怖新聞」
恐怖新聞ドラマ最終話のあらすじネタバレ
最終話 簡単あらすじ
詩弦(白石聖)は、自分の命が続く限り、誰かのためになろうと、恐怖新聞の予言を使って、街中で事件や事故を防いでいた。
その1年後、勇介(佐藤大樹)の元に歌子(黒木瞳)がやってくる。「私のことは忘れてください」という詩弦からの言葉を伝えるが、その真意とは・・・。
そして鬼形(坂口涼太郎)が配達人になった過去も明らかに。さらに鬼形は、詩弦に「前世の罪が許されていない」として、2つの選択肢を提示する。
詩弦はどんな道を歩むのか!?最恐ルール系ホラー、ついに閉幕!
ここからが詳細ネタバレになります。
恐怖新聞の運命を背負う
『みなさん、ここは逃げてください!!!危険です!!!!雷が落ちます』
周囲の人々にそう叫びまわる詩弦。
怪訝そうに見つめる人々は、あまりの詩弦の気迫に建物に身を潜めた瞬間。
ドーーーーーーン。
目の前で雷が落ちた。
恐怖新聞を見つめ、『雷 死傷者 無』に変わったのを確認した詩弦は、一安心していた。
恐怖新聞の運命を背負うことを決めた詩弦は、そうやって事件、事故を事前に知らせ、人々の命を救っていた。
しかし、そんな詩弦の行動に対し、『ヒーロー気取りの偽善者』だとネットで叩く者もいた。
全ての元凶
今日もまた、詩弦は、事件を未然に防ごうととあるビルの屋上に来ていた。
そこに現れたのは、女。
女は、ビルの屋上から消火器を投げ落とそうとしていた。
その消火器は、不運にも下を歩いていた幼稚園児にあたり、その園児は死んでしまうということの顛末だったのだ。
そのことを女に伝えると、女は、詩弦のことをネットで知り、誘き出してみようと、自分で事件を企んだのだ。そして、直接詩弦にあった女は、こう言った。
「一人で英雄気取どりやがって。全ての元凶が、お前だ」と。
1年後
母 歌子は、拘置所で服役中の詩弦の彼 勇介の元を訪ねていた。
-面会室にて-
勇介は、詩弦のことを心配して尋ねたが、母親は1年くらい詩弦とは会っていないと答えた。ただ、相変わらず、恐怖新聞を使って人を助けているようだとも付け加えた。
歌子は、「詩弦の自転車事故の犯人」を知っているおメールを送り付けてきた ”アシカガ” という人物が、刑事の篠崎ではないかと疑っていた。
結局のところ、防犯カメラに映っていた姿から、犯人が親友の桃香であったことを知っており、その情報と引き換えに、恐怖新聞の契約を詩弦から奪おうとしていたのだと。
漫画喫茶の火事も自作自演で、喫茶店の発砲事件も、銃を扱える刑事であればできたこと。
詩弦を殺せば、契約は、詩弦の前の契約者 冬夜の元へ。ただ、冬夜はすでに亡くなっているため、その前の契約者 冬夜の妹の元へ行くことになる。冬夜の妹であれば、詩弦のようにごねることなく、簡単に恐怖新聞の契約を移し、金儲けが出来ると考えていたのだ。
歌子の企み
詩弦が行方を眩ませてから、刑事 篠崎は、そのあとをずっと追っていた。
実家の喫茶店を訪れていた篠崎に対し、歌子は、最近、詩弦から手紙が届いて、もう疲れたという言葉と一緒に恐怖新聞が1枚入っていたことを告げる。
「詩弦のために、契約を引き継いではくれませんか?」そう持ち掛ける歌子。
待ち望んでいた篠崎は二つ返事で了承し、詩弦から送られてきたという恐怖新聞にサインをした。
ようやくこれで、恐怖新聞が自分のものになると笑みを浮かべながらサインをすると、ただのわら半紙に文字が浮かび出てきた。
「気を付けてください、それを目にした瞬間から寿命が削り取られていきますから…」
歌子は、そう静かに忠告した。
報いを受ける
「1年前、アシカガという名前でメールを送ってきたのはあなたですよね?」
そう尋ねる歌子。
とぼける篠崎に対し、さらに詰め寄る。
「私を殺そうとした。ビルに火をつけ、銃を乱射し、結果多くの命を奪った。あなた自身の欲望のために…」
その報いを受けるがいい…
篠崎の前にばらまかれた恐怖新聞の束。
それを目にした篠崎の髪は、白髪になり、肌はヨボヨボに…そして息絶えてしまった。
本当の姿
歌子は、警察を呼び、篠崎の遺体を引き取ってもらった。事件性はないと確証されるまで、お店は閉めてください、そう忠告された。
バックヤードに下がった母 歌子は、
「大丈夫?」
とある人物に心配そうに声をかけた。
歌子が声をかけた相手は、そう、詩弦だ。
時が経ち、詩弦は、恐怖新聞に寿命を吸い取られたことで、ちょうど歌子くらいの年齢を重ねたことになったいた。
体調が優れず、寿命がそう長くないことを悟っていた詩弦は、それでも、「もっと人の命を救いたかった…」と呟く。
心残りを呟く詩弦に、母は、今の姿で、歌子として勇介に最後に会い行ってみてはどうかと提案した。
本当の姿
-勇介の拘置所 面会室にて-
・・・・・・・・・・・・・
「私のことは忘れてください、あなたを巻き込んでごめんなさい…」
勇介を前に、そう謝る。
詩弦のために、何もしてやれなかったと後悔する勇介に対し、
「約束を守ってくれたんだよね?俺がお前を守る、ていう言葉、本当に嬉しかった…」
姿かたちこそ、母親 歌子そのものであったが、その言葉は、まるで詩弦自身が、言っているようだった。
これ以上涙を堪え切れなくなった詩弦は、部屋を出ようとする。
「詩弦、答えてくれ…詩弦なんだろ?」
気付いた勇介に、詩弦は、何も言わず部屋を飛び出した。
恨み、呪い、、
勇介は、その晩、留置所で悪夢にうなされていた。
勇介、勇介・・・
何度も呼ばれる自分の名前。
冷汗が止まらない。
布団をめくりあげると、そこにいたのは‥‥
鈍い音が響き渡り、警官が急いで勇介の部屋の鍵を開ける。
警官たちが部屋に到着した時には、すでに勇介の息は、なかった。
お母さん、ありがとう
『お母さん、ありがとう…』
ベッドに横たわり、静かに最後の時を迎えようとしていた詩弦。
歌子は、虐待事件で救ったあいりちゃんからの感謝の手紙を見せた。
「この子は、生きてる。それだけで、私や詩弦の人生に意味があったと思わない?」
少しだけ心が軽くなる詩弦。
『私、生れてきてよかった‥お母さんの子でよかった…』
そう言い残し、静かに息を引き取った。
2つの選択肢
詩弦が目を覚ますと、そこには鬼形礼がいた。
『わたし、死んだの?』
そう尋ねる詩弦に、こう答えた。
「あぁ、残念ながら、君が前世で犯した罪はまだ許されていない。だから君は2つの選択肢から1つを選ばないといけない。
1つ、生まれ変わって来世でも呪われた人生を受ける。そして、もう1つ、恐怖新聞の配達人になること‥‥だが配達人の仕事は過酷だ。何があっても契約者に届けなければならない。もし、それが出来なければ恐ろしいペナルティが課せられる。」
『もし、私が恐怖新聞の配達人になったら、あなたはどうなるの?』
詩弦が、尋ねると、
「恐怖新聞の呪縛から解き放たれて、自由になる。そして生まれ変わり、新しい人生を送る。さぁ、どっちを選ぶ?」
恐怖新聞の配達人
『お母さん…』
歌子の前に現れた詩弦は、全身真っ白の服を着ていた。
そして、恐怖新聞の配達人になったことと最後に1人でも救いたかったということを伝えた。
詩弦が死んだことで、前の契約者であった歌子の元へ恐怖新聞を届けることになってしまった詩弦。
『早く次の契約者を見つけて』
涙ながらに懇願する詩弦に、首を横に振る。
・・・・こうしている限り、詩弦に会えるなら、それでいいの
そっと抱きしめあった2人。
歌子の寿命
喫茶店が何日も閉まっていることを不思議に感じていた常連さん。
ドアの下から覗き込むと、真っ白の髪に老婆のような姿で倒れている歌子の姿が…。
詩弦は、母の横で静かに涙を流していた。
『私が殺した…』
新たな契約者
時を同じくして、冬夜の妹 春海は穏やかに暮らしていた
・・・・ところだった。
急に電気が消え、そこには恐怖新聞が…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
狂ったように、恐怖新聞の裏紙に何かを印刷する春海。
その紙をもって、街に出た。
「アンケートにご協力ください」
何枚も印刷されたその紙には、アンケートに協力すると商品券がもらえるというものだった。
次々に名前を記入していく人々。
終わらない恐怖新聞の連鎖
次から次へとと人々に届く恐怖新聞。
0:00
鳴り響くドアのノック音。
今日もまた誰かの元へ恐怖新聞が届けられる。
恐怖新聞の連鎖
「みんな恐怖新聞には関わりたくないって」
恐怖新聞が届いたものは、みな世間から一線を置かれるようになっていた。
「なんで私なのよ!!!!」
「こんなことするならどうしてあの時助けたのよ!!!!」
詩弦に向かって叫ぶ女の子。
そうこの子は、あの虐待事件から救った少女 あいりちゃんだったのだ。
彼女もまた恐怖新聞の契約者になってしまっていたのだった。
詩弦の運命
詩弦は、自分が助けた命を自分の手で奪っているという事実に耐え切れなくなった。
「契約者に新聞を渡さなかったね…」
詩弦の目の前に現れたのは、鬼形礼だった。
「つまり君は役割を放棄したわけだ。ハハハハハ!!!」
突然笑い出した。
「僕が人間だった過去はない。僕は件(くだん)によって作られた操り人形さ。君の心に寄り添ったふりをして、君を地獄に引きずり込むのが仕事さ…」
そういうと、本来の姿を現した鬼形礼。
「君には地獄へ落ちて、苦しんでもらう」
———-END——————-
恐怖新聞ドラマ最終話の感想
いよいよ最終回を迎えました。
前世の行いを報いるため恐怖新聞を受け取り、寿命を終わらせたかと思ったら、まだ許されず、配達人になり、1回出来なかっただけで、地獄へ落ちてしまうという、なんとも悲しい運命の詩弦でした。
結局、6話までで疑問に思っていたことは、半分くらい解決されました。
- アシカガとは誰か? → 刑事 篠崎だった
- 何のために、詩弦にメールを送っていたのか → 詩弦を殺し、契約を奪うため
- なぜ桃香はここまで詩弦を恨んでいたのか、いつからか → わからないが、勇介への恨みは凄まじかった…
- どうやって冬夜の妹は、恐怖新聞に契約したのか → わからないが春海がとんでもない人間だということはわかった
- 鬼形礼とは誰なのか → 件(くだん)が作り出した操り人形
- 何のために恐怖新聞を運んでいるのか →不明
- そもそも恐怖新聞の役目、意味 →不明
結局、冬夜の妹 春海は、もう自分の元へ恐怖新聞が返ってこないように、あんなに無作為に多くの人に契約をさせたということですよね。
病気に侵され、車いす生活ですが、生きることに対しては誰よりも貪欲でした。
そして、あいりちゃんが、意図的か無作為か契約者になった時点で、過去恐怖新聞に名前が書かれた人は、いずれ死ぬ運命だったりするのかな?とも思いましたが、春海が最初の段階であれだけ無作為の人に名前を書かせたわけですから、偶然の可能性もありますよね。
途中、母親の愛であったり、勇介とのやり取りのシーンなど、感動の場面もありつつ、勇介が死んだシーンなどは相変わらずのホラー感もあり、全7話と短いドラマではありましたが、最後までドキドキしながら見ることが出来ました。
それにしても、あんなに無作為にたくさんの人が恐怖新聞の契約者になったら、配達人マジで届けるの大変ですよね…。